保育園の連絡帳の書き方 ~保護者への返信編~ 「新人保育士」向け
こんにちは!!おまめ先生です!
今回は前回に引き続き、「連絡帳」の書き方を紹介していきます。
後半は、
「保護者からの文にどうやって返信するか」
に焦点を当てて紹介していきます。
保護者からの文を見て、
「どうやって返信すればいいの?」
と思うことありますよね。
私もあります笑
一緒に考えていきましょう!
保護者は伝えたいことを書いている
連絡帳には保護者からのメッセージが書かれています。
直接的に書いてくれる時もありますが、
多くは、間接的に書いてあることが多いです。
文書の裏にあるメッセージを受け取りながら、共感的に返信したいですよね。
体調のこと
こんなこと書いてあることありませんか?
[少し咳が出ていますが、元気です。]
このように、体調が悪いことが書いてある時、
保護者は心配だから書いています。
つまり、『様子を見ながら保育園で過ごしてほしい』ということなんです!
様子を見てほしいなんて一言も書いてないですが、保護者は自分の子の体調面はいつでも心配しています。
このように体調面のことが書いてあったら、園での様子を連絡帳に書いてあげると保護者は安心すると思いますよ!
もしくは、お迎えの時に体調のことをお伝えしましょう。
連絡帳に書くなら
・1日の様子
・食欲
・保育園としての配慮
を書くと書きやすいです。
[日中、咳は出ていましたが食欲もあり元気に過ごしています。引き続き様子を見ながら過ごしますね。]
こんな感じで書くと、
保護者にも体調面を配慮してもらっていると少しは伝わるのかなと思います。
子どもの体調は変わりやすいので、様子の変化を見ながら生活したいですね。
お家でのエピソードに対する返信
お家でのエピソードを書いてきてくれると、家庭での様子がわかって、保育士も嬉しいですよね。
保護者の方も『これを伝えたい!』
と思って書いてくれていると思うので、共感していきましょう。
嬉しい!
おもしろい!
などの気持ちは素直に書くといいですよ。
保護者の方と子どものことで共感できることは、素敵なことです!
ただ時には、こんなこともありますよね?
[お兄ちゃんと遊んでいたら寝るのが遅くなってしまいました。]
さあ、みなさんならどう返信しますか?
どうしても寝るのが遅くなってしまったことに、目が向いてしまいますよね。その気持ちわかります!
寝るのが遅くなったことに目が向くと、どうしても楽しかった遊びに共感できないこともあ?かもしれません。
だけど、忘れていけないのは共感の気持ちです!
[お兄ちゃんと遊べて嬉しかったんですね。「お兄ちゃんと遊んだの楽しかったの?」と尋ねると「うん!」と笑顔で答えてくれました!いつもより寝るのが遅くなってしまったようですが、園では日中眠くなることなく過ごしてました。お昼寝はいつもより早めに寝ました。]
と、まずはお兄ちゃんと楽しく遊んだことに共感します。
その後に保育園では、どうだったか、を書くといいと思いますよ。
ここで、
[また、今日から早く寝られるといいですね。]
という文章を書くか、書かないかですが、
その家庭次第かなと思います。
保護者との関係が良好であれば、書いても構わないかもしれませんが、そうでもない場合は無理に書く必要ありません。
その後の様子を見て、生活リズム一向にが戻らないという場合は、お迎え時に少し話をしてみるといいかもしれないですね。
お家でのエピソードは、共感しまくりましょう!
相談には慎重に
時には育児のことで相談を書いてくる保護者もいますよね。
相談に関しては慎重に答えていきましょう。
まず大切にすることは、保護者の悩みを否定しないことです。
悩んでるから書いてくれているので、否定せず悩んでいることや困っていることに共感しましょう。
[最近、お風呂に入るのを嫌がってなかなか入ってくれません。どうしたらいいですかね?]
と保護者が書いてきたら
[お風呂に誘うの大変ですよね。]
一言でもいいので、共感の言葉をいれましょう。
ここから、「どうすればよいか」アドバイスを書くか書かないかは、慎重に考えます。
相談できるなら、先輩や役職者の先生に聞いて見ましょう。
相談できず、自分で考えなければならない時は、
連絡帳にその話題を書くよりも、お迎えの時に口頭で保護者から話を聞くといいと思います。
保護者と話を聞きながら、どうすればよいかを一緒に考えることができたらいいですよね。
連絡帳に書かなければならない時は、
「一方的にならない」ように気をつけて書きましょう。
「〇〇してみるのはどうですか?」
と提案する形だと書きやすいです。
園でも同じ様子が見られたときは、園ではそういった時どうしているかを書くといいかもしれません。
[保育園でも時々、トイレに「行きたくない」と言うことがあります。ですが、「遊びたいの?そしたら、〇〇くんのトイレ終わったらまた声かけるね」と今やりたいことに共感し、見通しをもてる言葉をかけると、次に声かけた時にトイレに行ってくれることが多いですよ。]
保護者にとって直接的でなく、間接的にアドバイスができるのかなと思います。
ただ、どのような形をとったとしても
「その後」まで気にかけましょう。
連絡帳でやり取りしてしばらくしたら、
「この前、お風呂の話ありましたが、どうです?」
と聞いて、その後どうなったかを保護者とやり取りすると、家庭での状況が見えてきます。
まだ、状況が変わっていなければ、また一緒に考えれば大丈夫です。
また、「うちの子だけ?」と心配に思う保護者もいるので、
その年齢によく見られる行為だったら、
[他の子も同じだから心配しなくて大丈夫]
ということを伝えてあげると、安心できる保護者もいると思います。
最後に!
連絡帳は、記録にも残ってしまうので、書く時に気を使いすぎて書きにくい!
という人も多いと思いますが、
「保護者とのやり取りを楽しもう!」とすると、楽しんで書くことができるようになると思います!
私は連絡帳を書くのが好きなので、いつも枠が足りない!!となっていました。
限られたスペースでどれだけ簡潔にかつわかりやすく書くかもポイントですね。
少しでも参考になっていればうれしいです!