おまめ先生の日記

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【悲報】保育士の手取りは増えません【私が保育士を辞める理由】

 

こんにちは!おまめ先生です!!

 

保育士のみなさんは、みんな望んでいるのではないでしょうか?

 

「給料が増えて欲しい」と…

 

 

前回、このような記事を投稿しました。

 

omaesaaaan.hatenablog.com

 

私は現在、保育士3年目ですが、今年度で保育士を辞めようと思っています。

 

その理由の1つが、「保育士の給料の低さ」です。

 

ということで、今回は、

「保育士の手取りは増えない」原因とそこに隠された闇を紹介していきます。

 

ここで紹介することが、

私が保育士を辞める理由になっています。

 

 

保育士の手取りは増えません

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保育士の手取り(給料)は、これからも増えないです。

 

あくまでも予想の範囲ですが、手取りは増えないと思ってもらっていいと思います。

 

その大きな理由は、下記の通りです。

  • 財源がない
  • 利益を出すとができない

上記の通りです。

 

保育の無償化して保育士の給料の財源がない

保育が無償化なった今、

保育士の給料を上げる財源は、どこにあるのでしょうか?

 

 

今のところは、見当たりません…

 

財源がなければ、給料を上げることはできません。

 

保育士の給料の仕組み

 

保育料無償化前の保育士の給料は、

 

  • 公的な補助金
  • 保護者からの保育料

 

この2つが、保育士の給料の財源でした。

 

保育料は、国で決まっており、各園が自由に決めることはできません。

 

保育士の給料の財源が減った

 

保育料も立派な給料の財源だったと考えると、

 

それがなくなった現在、

 

保育士の給料の財源はさらに減ったということです。

 

保育園は利益を出すことが難しい

 

保育園は、福祉施設の1つです。

 

福祉施設が、大きな利益を出していたら嫌ですよね。

つまり、保育園は利益を出すことは難しいです。

 

保育園も利益は出せる

とは言っても、保育園も利益は出せると思います。

 

新しい玩具を買わず、壊れた設備を直さず、給食を質素にする・・・

 

などをしていれば、利益は出てきます。

 

しかし、こんな保育園に預けたいと思う保護者はいないですよね。

 

 

保育士は頑張っても13万、頑張らなくても13万

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保育士の給料は、頑張っても頑張らなくても、ほとんど変わりません。

 

これを実感している保育士の方、たくさんいるのではないでしょうか?

 

給料はほとんど変わりません

ここで例を出したいと思います。

 

Aさん

 →保育士5年目。2歳児のクラスリーダー。

  クラスの業務はもちろん、行事があれば積極的に仕事を引き受ける。

 

Bさん

 →保育士7年目。3歳児担任。

  クラスの業務は全てリーダーに任せる。行事も頼まれたことしかしない。

 

 

このAさんとBさんの仕事量は、圧倒的に「Aさん」が多いですよね。

きっと仕事に対する熱意もAさんのほうが高く、保育士としての質も高いはずです。

 

給料はどうでしょうか?

多くの場合、AさんとBさんの給料はほとんど変わらないはずです。

 

もしかしたら、Bさんのほうが保育士歴が長いので、

Bさんのほうが給料が高いかもしれません。

 

これが、保育士の給料の現状です。

ほとんどの保育園でそういう現実だと思います。

 

 

園長になっても年収「365万円」

 

園長の給料事情は、園長になったことがないので、詳しくはわかりません。

ですが、平均年収365万円、という情報を見つけました。

 

参照:園長の仕事の平均年収は365万円!給料ナビで詳しく紹介|求人ボックス

 

園長になってもこれしかもらえないんです。

 

この給料で、園児100人以上の命の責任を持たなければならないと考えると、絶対に園長になりたくないと思う人もいるのはないでしょうか?

 

ちなみに、55歳男性の平均年収が700万ちかいことを考えると、

半分しかもらえません。

 

評価でボーナスが増える?

ここ最近、年功序列で給料を決めるのではなく、

仕事を評価して給料やボーナスを決める保育園も増えているかと思います。

 

これにも注意が必要です。

 

ボーナス10万円の違い

 

例えば、先程もAさんBさんのボーナスが評価が影響するとします。

 

そこでAさんは良い評価をもらいました。

最終的にボーナスは

 

Aさん→40万

Bさん→30万

 

になり、10万円の差がありました。

Aさん頑張りが認められて嬉しいですよね。

 

しかし!

この10万円を1年間で換算するとどうでしょうか?

 

1ヶ月8300円の差にしかならないんです。

 

AさんとBさんの仕事の差は、1ヶ月8300円の差しかないんでしょうか?

本来はもっとあるはずですよね。

 

給料の差はほとんどない

つまり、保育士の仕事は、どんなに頑張っても、どんなに頑張らなくても

給料の面ではほとんど差がない仕事なんです。

 

 

保育士として頑張る理由

保育士をしている方の多くは、

お金のために仕事をしているわけではなく、

 

目の前の子どもの笑顔のため、

子どもの健やかな成長のため、

 

に仕事をしている人が多いと思います。

 

ですが、本当にそれだけでいいのでしょうか??

 

私には私の人生がある

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保育士のあなたにも「自分の人生」があります。

 

自分の人生について一度振り返り、これからを考えてみてください。

 

人生100年時代になります

 

保育士の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、

医療などが進歩し、平均寿命が伸びたことで、

 

人生100年時代」になると言われています。

 

定年が伸びる

人生100年時代に伴い、定年が伸びると言われています。

 

75歳になるとも言われていますよね。

 

これから子どもが少なくなるとはいえ、

75歳まで保育士を続けることは可能でしょうか??体力的に難しい部分がありますよね。

 

老後資金2000万

人生100年時代では、老後の時間が長くなります。

 

つまり、お金が必要だということです。

 

年金はもらえるかわかりませんが、基本的にもらえないと思っていたほうがいいと思います。

 

保育士を続けていく中で2000万円を貯めることは、できるでしょうか?

 

もちろん、無理なことではないと思いますが、

手取り13万の現状であればなかなか厳しいはずです。

 

別の働き方を見つける

このまま保育士を続けていてもしょうがない!

と思って別の道に行くことは悪いことではないと思います。

 

実際、私もこのまま保育士を続けていくのは、

自分の人生においてリスクが大きいと思い、

辞めようとしています。

 

保育士にはいつでも戻れる

保育士は現在も足りない現状が続いています。

 

つまり、新しいことを始めて、それがうまくいかなくても

保育士に戻ってくることは簡単です。

 

保育士として働ける場所はどこにでもある。

 

人生の選択はあなた次第

ここまで、

 

・保育士の給料は増えないこと

・仕事を頑張っても頑張らなくても給料は変わらないこと

・これからの未来

 

のことをお伝えしてきました。

 

その中でどういった決断をするかは、

あなた次第だと思っています。

 

私は保育士辞めます。