おまめ先生の日記

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数に興味を持ち始めた子におすすめ!! 『10ぱんだ』 -絵本-

こんにちは!!おまめ先生です!

 

今回は、「絵本紹介」です!!

 

 

数や数字に興味を持ち始める時期ってありますよね!

 

だけど、1から10くらいまでの数字かな~

という子におすすめの本です!

 

『10ぱんだ』

文:岩合日出子

写真:岩合光昭

 

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「ぱんだ??」

そう!ぱんだと数字のコラボレーションの絵本です。

 

表紙からかわいいですよね!

 

 

1から10までの数字に触れられる

この本のいいところは、数字が「1から10まで」であるということだと思います。

 

数字の本で1から10まで扱っている本って

思っているより少ないです。

 

数字に興味が出てきたから、数を扱っている絵本探そう!

と思っても、なかなか「これ!!」という本には出会えません。

 

だけど、この本は、数の基本である

「1から10」に触れることができます。

 

同じもので数に触れられる

数に関する絵本の中には、数字によって数えるものが変わる本も多いです。

 

例えば、1はりんご、2はにんじん・・・

のように数字によってモノが変わるんです。

 

もちろん、モノの名前にも触れることはいいのかもしれませんが、

肝心の「数」に関しては、あやふやになってしまう部分もあるのかなと思っています。

 

1とりんご

2とにんじん

 

が結びついて、数字と数に対する認知はどう結びつくのかなと疑問に思ってしまいます。

 

ですが、この絵本は最初から最後まで「ぱんだ」

 

「ぱんだ」がページをめくるごとに増えていくので、

数と数字が結びやすいのかなと思っています。

 

数える力がつく

写真の「ぱんだ」を数えるって結構難しいです。

 

同じ(ように見える)「ぱんだ」がページをめくるたびに増えていくので、

増えていくことで、数えるのが難しくなります。

 

また、写真なので実物の「ぱんだ」です。

 

実物ということは、均等に並んでいるわけではありません。

 

どの「ぱんだ」を数えて、数えてないかがわからなくなりがちです笑。

 

しっかりと目で追いながら数える力にも繋がります。

 

ぱんだが可愛い!

写真絵本なので、本物の「ぱんだ」を楽しむことができます。

「ぱんだ」の写真集のような絵本です。

 

どのページの「ぱんだ」もかわいくて、

大人はつい見入ってしまいます。

 

私は、「2ぱんだ」がかわいくて好きです。

 

「ぱんだ」ってどうしてこんなに癒やされるんですかね。

クマとは思えない位かわいいです。

 

親子で見たい

数字に興味が出てきた子、動物が好きな子にはおすすめの

『10ぱんだ』

 

大人が見ても癒やされてしまう絵本です。

 

ぜひ、親子で数えたり、写真を見たりしながら

楽しんでくださいね!!

 

 

保育園の連絡帳の書き方 ~保護者への返信編~ 「新人保育士」向け

こんにちは!!おまめ先生です!

 

今回は前回に引き続き、「連絡帳」の書き方を紹介していきます。

 

後半は、

「保護者からの文にどうやって返信するか」

に焦点を当てて紹介していきます。

 

保護者からの文を見て、

「どうやって返信すればいいの?」

と思うことありますよね。

私もあります笑

 

一緒に考えていきましょう!

 

 

保護者は伝えたいことを書いている


連絡帳には保護者からのメッセージが書かれています
直接的に書いてくれる時もありますが、
多くは、間接的に書いてあることが多いです。

文書の裏にあるメッセージを受け取りながら、共感的に返信したいですよね。

体調のこと

こんなこと書いてあることありませんか?
[少し咳が出ていますが、元気です。]

このように、体調が悪いことが書いてある時、
保護者は心配だから書いています。

つまり、『様子を見ながら保育園で過ごしてほしい』ということなんです!

様子を見てほしいなんて一言も書いてないですが、保護者は自分の子の体調面はいつでも心配しています。

このように体調面のことが書いてあったら、園での様子を連絡帳に書いてあげると保護者は安心すると思いますよ!

もしくは、お迎えの時に体調のことをお伝えしましょう。

連絡帳に書くなら
・1日の様子
・食欲
・保育園としての配慮

を書くと書きやすいです。

[日中、咳は出ていましたが食欲もあり元気に過ごしています。引き続き様子を見ながら過ごしますね。]

こんな感じで書くと、
保護者にも体調面を配慮してもらっていると少しは伝わるのかなと思います。

子どもの体調は変わりやすいので、様子の変化を見ながら生活したいですね。

 

お家でのエピソードに対する返信


お家でのエピソードを書いてきてくれると、家庭での様子がわかって、保育士も嬉しいですよね。

保護者の方も『これを伝えたい!』

と思って書いてくれていると思うので、共感していきましょう。

嬉しい!
おもしろい!
などの気持ちは素直に書くといいですよ。

保護者の方と子どものことで共感できることは、素敵なことです!

ただ時には、こんなこともありますよね?

[お兄ちゃんと遊んでいたら寝るのが遅くなってしまいました。]

さあ、みなさんならどう返信しますか?

どうしても寝るのが遅くなってしまったことに、目が向いてしまいますよね。その気持ちわかります!

寝るのが遅くなったことに目が向くと、どうしても楽しかった遊びに共感できないこともあ?かもしれません。

だけど、忘れていけないのは共感の気持ちです!

[お兄ちゃんと遊べて嬉しかったんですね。「お兄ちゃんと遊んだの楽しかったの?」と尋ねると「うん!」と笑顔で答えてくれました!いつもより寝るのが遅くなってしまったようですが、園では日中眠くなることなく過ごしてました。お昼寝はいつもより早めに寝ました。]

と、まずはお兄ちゃんと楽しく遊んだことに共感します。

その後に保育園では、どうだったか、を書くといいと思いますよ。

ここで、
[また、今日から早く寝られるといいですね。]

という文章を書くか、書かないかですが、
その家庭次第かなと思います。

保護者との関係が良好であれば、書いても構わないかもしれませんが、そうでもない場合は無理に書く必要ありません

その後の様子を見て、生活リズム一向にが戻らないという場合は、お迎え時に少し話をしてみるといいかもしれないですね。

お家でのエピソードは、共感しまくりましょう!

 

 相談には慎重に

 

時には育児のことで相談を書いてくる保護者もいますよね。

相談に関しては慎重に答えていきましょう。

 


まず大切にすることは、保護者の悩みを否定しないことです。

悩んでるから書いてくれているので、否定せず悩んでいることや困っていることに共感しましょう。

 

[最近、お風呂に入るのを嫌がってなかなか入ってくれません。どうしたらいいですかね?]

 

と保護者が書いてきたら

 

[お風呂に誘うの大変ですよね。]

 

一言でもいいので、共感の言葉をいれましょう。

 

ここから、「どうすればよいか」アドバイスを書くか書かないかは、慎重に考えます。

相談できるなら、先輩や役職者の先生に聞いて見ましょう。

 

相談できず、自分で考えなければならない時は、

連絡帳にその話題を書くよりも、お迎えの時に口頭で保護者から話を聞くといいと思います。

 

保護者と話を聞きながら、どうすればよいかを一緒に考えることができたらいいですよね。

 

連絡帳に書かなければならない時は、

「一方的にならない」ように気をつけて書きましょう。

 

「〇〇してみるのはどうですか?」

 

と提案する形だと書きやすいです。

 

園でも同じ様子が見られたときは、園ではそういった時どうしているかを書くといいかもしれません。

 

[保育園でも時々、トイレに「行きたくない」と言うことがあります。ですが、「遊びたいの?そしたら、〇〇くんのトイレ終わったらまた声かけるね」と今やりたいことに共感し、見通しをもてる言葉をかけると、次に声かけた時にトイレに行ってくれることが多いですよ。]

 

保護者にとって直接的でなく、間接的にアドバイスができるのかなと思います。

 

ただ、どのような形をとったとしても

「その後」まで気にかけましょう

 

連絡帳でやり取りしてしばらくしたら、

「この前、お風呂の話ありましたが、どうです?」

と聞いて、その後どうなったかを保護者とやり取りすると、家庭での状況が見えてきます。

 

まだ、状況が変わっていなければ、また一緒に考えれば大丈夫です。

 

 

また、「うちの子だけ?」と心配に思う保護者もいるので、

その年齢によく見られる行為だったら、

[他の子も同じだから心配しなくて大丈夫]

ということを伝えてあげると、安心できる保護者もいると思います。

 

最後に!

連絡帳は、記録にも残ってしまうので、書く時に気を使いすぎて書きにくい!

という人も多いと思いますが、

 

「保護者とのやり取りを楽しもう!」とすると、楽しんで書くことができるようになると思います!

 

私は連絡帳を書くのが好きなので、いつも枠が足りない!!となっていました。

限られたスペースでどれだけ簡潔にかつわかりやすく書くかもポイントですね。

 

少しでも参考になっていればうれしいです!

 

保育園の連絡帳の書き方 ~園でのエピソードを書く編~ 「新人保育士」向け

こんにちは!おまめ先生です。

 

連絡帳って書き方わからない!

連絡帳を書くのに時間がかかる・・・

 

という新卒保育士さんは多いのではないでしょうか?

 

私は、連絡帳を書くのが好きなんですが、

今回は「連絡帳」の書き方を紹介したいと思います!!

 

長くなってしまったので、まずは

 

「保育園でもエピソード」

 

を書く時のポイントをまとめました!

 

 

具体的に書こう!

「そんなのわかってる!」と言われてしまいそうですが、

具体的に書くのは大事です!

 

例えば、

[今日は、おままごとで遊んでいました。とってもおいしい料理を作ってましたよ]

 

と書くより、

[今日は、おままごとで遊んでいました。鍋の中にチェーンを入れると、ガス台のところに持っていき、お玉で混ぜながら何かをつくる〇〇ちゃん。しばらく見ていると、「カレー作っているんだよ」と教えてくれました。作り終わったあとは、お皿に盛り付けて、テーブルに並べ、スプーンを使って食べていましたよ。自分でつくった料理はおいしそうでしたよ。]

 

「おままごとでどうやって遊んでいたか」

 

連絡帳を読む保護者にも伝わるようにかけるといいですよね!

 

でも、どうやって具体的に書けばいいの?

 

連絡帳を具体的に書くには?

連絡帳を具体的に書くには、ポイントがあります!

 

☆会話を書くといい

連絡帳に書く内容に、【会話】があったら会話を書くと、一気に具体的になります。

 

その遊び(生活面)を通して、どんなやり取りがあったかを書くことができると、昨日と同じ遊びでも、今日だけのオリジナルの遊びになります。

 

保育士の方なら、毎日同じ遊びがないのはわかりますよね!

 

同じ「おままごと」でも、昨日と同じ「おままごと」はないはずです。

その違いを伝えるのに、「会話」おすすめです。

 

☆成長だけを伝えなくてもいい

「できるようになったこと」だけを書こうとすると、かなり難しいです。

 

もちろん、子どもは日々成長しているのですが、

それを連絡帳に書こうとすると、大変です。

「こういうニュアンスを伝えたいけど、文章にできない・・・」

 

ということも。

そういうことは、お迎え時に口頭で伝えましょう。

口頭の方が「こんな感じ」という部分を伝えやすいですよ。

 

本題ですが、成長したことを毎日連絡帳に書くことはないと思います。

 

何気ない日常の一部を切り取って、

「こんなことがありましたよ!」と書くこと日があっても、もちろんおっけーです!

 

日常を書くときこそ、具体的に書く意識を持つことが大切です。

 

☆保育士の思いも添えて

「この遊びがおもしろい!」

 

と思って連絡帳に書き始めたのに、文章にするとなぜか伝わらない・・・

 

という時ありませんか?

 

そういう時は、

「なぜ、書こうと思ったのか」

保育士の思いも添えるといいと思いますよ。

 

「室内では、積み木を積んで遊んでいました。まっすぐ上に積むだけでなく、積み木の向きを縦や横に変えながら積んでいましたよ。〇〇くんの工夫がたくさん見られて見ていて面白かったですよ」

 

積み木を縦や横に積んだことだけを書いても、どうやって遊んだか伝わりますが、

私(保育士)が「工夫している姿が素敵!」と思った時は、それも言葉にしています。

 

また、そういったことを書くことで、保護者に少しでも

「遊びを見る視点」が伝わればいいなと勝手に思っています。

 

遊びは、なんとく見るだけでなく、

「どうしてその遊びをしているか」

「何を学んでいるか」

などを見ていくことも大切です。

 

そういった視点をもって見ることで、より遊びを見るのが楽しくなりますよね。

 

 

子どものことを共有する

連絡帳を通して、保育園での様子が少しでも伝わるといいですよね。

 

連絡帳を書く保育士が、子どものことを

「おもしろい」「かわいい」「すごい」「へえ!」

と思って普段から見ていれば、文章でも伝わるはずです。

 

連絡帳を書く時も

「ママやパパに伝えたい!」という気持ちを持っていれば

自然と文章にあらわれていきます。

 

 

 

連絡帳を書くことも楽しめるといいですね。

次回は、「保護者の文に対する返信編」です!

新幹線が好き 『新幹線500』ーおすすめ絵本ー

こんにちは!!おまめ先生です!!

 

新幹線が好き!な子たくさんいますよね!

今回は、「新幹線」が好きな子におすすめの本を紹介したいと思います。

 

『新幹線 500(のりものアルバム(新)』

写真:広田泉 広田尚敬

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新幹線が好きな子って多いですよね!

ただ、子どもの知的好奇心を満たしてくれる本ってなかなかないんですよね。

 

これは、「もっと!もっと!新幹線のこと知りたい!」

と思いはじめた子に超おすすめです!!

 

 

新幹線が網羅できる

日本を走っている新幹線が全て乗っています。

(2014年発売なので、それ以降は乗っていませんが)

 

本屋さんで売っている小さい写真絵本は全ての新幹線が載っていませんよね。

そこがもどかしい!ですが、

この本には、全ての新幹線が掲載されています。

 

写真が大きい

写真が大きいということは、子どもたちにとっても見やすいです。

 

見やすいということは、細かいところまで見ることができます。

「大は小を兼ねる」ということです。

 

歴代の新幹線も知れる

歴代の新幹線ってなかなか見ること出来ませんよね。

鉄道博物館に行っても、だいぶ昔の電車を見ることはできますが、

ちょっと前の新幹線を見ることってできない!

 

ちょっと前のことって意外と見ること出来ないんですが、

この本は、年代ごとにまとめてあるので、歴代の新幹線を見ることができるので、

保護者の方も「懐かしい!」と感じながら見ることができると思いますよ。

 

試験車両も見れる

試験車両って知ってますか?

電車に詳しい人は、知っているのかもしれませんが、私は知りませんでした。

 

試験車両は、その名の通り新幹線をつくる時に「試験」に使われた電車のようです。

 

そういった新幹線を見る機会ってあまりないですよね。

存在も知らなかった。

 

例えば「はやぶさ」を作るために使われた試験車両があり、そういう電車も掲載されているんです。

 

これは、新幹線マニアの子は、ぜひとも知りたいポイントですよね。

こういったマニアな電車も載っている本なんです。

 

新幹線好きにおすすめ

今のメジャー新幹線から、歴代新幹線、試験車両まで見ることができるこの本!

 

新幹線好きな子は絶対好きになると思います!

私のクラスの子も

「これ何??」と気になりながら見てますよ。

 

なかなか本屋さんには売っていないので、

ネットで見つけてみてくださいね!

 

方言がおもしろい!! 『しってるねん』ー絵本ー

こんにちは!!おまめ先生です!

 

今回は「方言」がおもしろい絵本を紹介したいと思います!!

 

『しってるねん』

文:いちかわけいこ 絵:長谷川義史

 

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読んだことありますか??

 

これ、23ページあって文字の数も結構多めの本なんですが、

子どもたちに大人気!!

 

1回読むと「もう一回読んで!!」と何度も読みたくなる本です。

 

関西弁の絵本

方言を使った絵本ってあんまりないですよね!

 

これは関西弁(大阪弁なのかな)の絵本なんです。

 

文章が関西弁で書いてあります。

つい、イントネーションがわからなくても

関西弁風で読んでしまいます。

 

きっと、関西人が聞いたら

「違う!!!」と怒られる気がしますが笑

 

わかりやすい

文章は少し多いですが、構成は「繰り返し」なので

2才の子でも十分に楽しめると思います。

 

たくさんのお店が出てくるのですが、

それも子どもたちにとって身近なお店ばかり。

そこも子どもたちが見てて飽きない理由ですね。

 

実際、2才児クラスの時に部屋に置いていて

1日に何度も子どもたちと一緒にこの本を読んでいました。

 

絵がおもしろい

この絵本は、絵もおもしろいです!

 

登場人物の顔がデカイ!!それも横長!!

かなりインパクトあります!

 

綺麗な絵というよりは、かなり個性がある絵で

そこに子どもたちが惹かれるのかもしれません。

 

個性的な絵なのですが、かなり細部まで書いてあるんです。

最初の1ページ目には「何人人がいるんだ!!」と思ってみると、

目が痛くなりそうなくらい細かいです。

 

結末が・・・

人探しの物語なのですが、結末が

「お前かい!!!」

と突っ込みたくなるような人で私は好きです。

 

なんと言っていいかわからない人物です。

 

「お前かい!!」が一番しっくりくる表現だと思います。

 

方言に触れてみて

親戚に地方の人がいないと、なかなか方言に触れる機会はないですが、

この本を通して少し「方言」に触れられるかもしれないです。

 

まだ、方言がわからない年齢の子も

「なんか、いつも聞いている言葉とは違う?」

と感じて、何度も読みたくなること間違いなしです!!

 

ぜひ、関西弁風に読みながら親子で楽しんでくださいね!